フルリモートワークを約1年間経験して感じた事(その1)

2020年10月より入社しましたawanoです。

HBソフトスタジオに入社して早くも1年近くが経とうとしてますが、毎日がフルリモートによる業務の日々を送っています。
時折、再就職前まで利用していたワーキングスペースにて業務をする事もありますが、ほとんどの日を実家で過ごす為、家族から不思議がられたりと、昔と比べると現代の働き方が大きく変わったのだと実感しました。

前職が工場勤務であった事もあり、その当時は毎日自家用車で出社し、工場にてチームメンバーや他部署の方達と直接会って話しながら仕事をしてきました。同部署でありながらも他県に配属されているメンバーとは基本、電子メールでのやりとりが主でしたが、やはり打ち合わせや業務支援等が必要となった際は新幹線を使って出張に伺ったものです。
すでに電子メールが一般化していたものの、基本はやはり会社に出勤し、人と人とが対面して業務を行なってきた…、これがおよそ10年前までの出来事です。
今でももちろん、会社に出社して業務する企業が大半ではありますが、我が社では完全フルリモートによる業務です。

リモートの特徴といえばやはり、

何処にいても業務が出来る

これに尽きると思います。

そこで今回のブログでは2回に分けて、「なぜリモートで業務が可能なのか?」「リモート業務にて得られた経験談」を話していきたいと思います。

 

HBSSの業務形態、および工場勤務だった時との違い

我が社HBソフトスタジオはソフトウェアやWebシステムの開発を主に行なっています。業務の中心はプログラミングになると思いますが、現代ではソースコードを含め、電子資料等はほとんど全てをクラウドストレージにて保管し運用しています。
クラウドストレージとは簡単に言うと、インターネット上に設置されたスペースです。自社でデータの保存をせず、クラウドストレージを提供する会社にお金を払い、データ保管用のサーバーを借りる事で運用する方法ですね。

工場勤務だった時は自社でデータ保管をしていた事もあり、機密情報や持ち出し禁止のデータがある以上、パソコンを外に持ち出して業務するにも大きな制約がありました。特に、見たい資料が会社でないと見れないというのがネックであった以上、結局は会社で作業をしないと解決出来ない事が多々あった訳です。

しかし、サーバーを他社から借りる事、そして何より、インターネットを経由してデータの転送や保管が出来る事で、ネット環境があれば何処でも運用・閲覧が出来る様になった訳ですね。
もちろんセキュリティも万全ですから、外部の人間がデータを見る事は出来ません。インターネットの速度や機能の目まぐるしい発展により、場所に囚われずに開発を行える世の中になったのです。

とはいえ、業務する以上はチーム開発が主となりますので、当然の事ながらコミュニケーションが必要になります。
結論を言うと、やはり対面で直接話したり相談出来るに越した事はない…、そう感じていました。直接身振り手振りで、面と向かって伝えたい事をダイレクトに伝達する、それこそが誤解を生まず、正確な情報を相手に伝える事が出来るからですね。電話ごしやメールの文面だけでは中々自分の想いを正確に伝える事は難しいものです。

なぜリモート業務が可能となったのか?

ところが近年、リモート業務を行なう上で便利なWebアプリが次々と誕生してきました。「こんな事も出来るのか!?」と驚かされるものもあります。
2004年にSkypeが出た当時も多少なりとも驚かされましたが、テレビ電話はもちろんの事、今ではタスクの整理や給与明細、大人数による会議やオフィスの擬似体験等が全てインターネットによるオンラインでまかない、体験する事が出来る様になったのです。もちろん、日本国内のみ限定では無く、全世界でです!

業務で利用している中で、特にお世話になっていると感じるアプリが下記です。

zoom

Zoomは近年、大きくシェアを伸ばしているWebコミュニケーションソフトウェアです。気軽に大人数でオンライン会議が出来る事、背景をぼかす事でプライベートを守る等の機能もありますので、自宅であろうと安心して参加出来るのが便利ですね。映像とはいえ、対面で話している雰囲気を感じられるのは大切な事です。

Backlog

BacklogはWeb上でタスク管理を行なえるアプリですが、昔は業務管理アプリはパッケージで買うものが主で、1人1人が各自でタスクを管理しておき、ホワイトボードに進捗状況や期限等を書いていたものです。
それが今ではWeb上で簡単に、細かく管理出来るのですから、本当に便利な世の中になったと体感します。

oVice

そして一番凄いと思ったのが、仮想オフィスツールであるoViceですね。
単にテレビ電話の域を超え、仮想の事務所をWeb上に作り、自分のアバターを表示して自由に動かし、相手のアバターに近づける事で会話が出来たりする優れものです。数人で会話も可能なうえに画面共有も出来るので、さながら事務所でメンバーと働いている様な雰囲気を擬似体験出来る、実に画期的なWebアプリだと思います。今やインターネットで何でも可能となりつつある事に、ただただ凄いとしか言えません。

oVice

※ HBSS社内の様子。集中スペースや会議室に加え、レトロゲームな雰囲気の事務所も作れます(笑)

もはやWe開発業務に留まらず、パソコンだけで行なう業務であればどんな業種でもリモートが実現出来るかもしれませんね…。

次回は「リモート業務にて得られた経験談」を話していこうと思います。